医患共有意思決定の紹介
「共有意思決定」(Shared Decision Making,SDM)という用語は、1982年に米国の患者中心ケアの共同福祉プログラムで最初に提唱され、医患相互の尊重とコミュニケーションを促進するために導入されました。1997年にCharlesが操作的定義を提示し、医師と患者の双方が共同で参加し、医師が様々な処置のエビデンス情報を提示し、患者が個人の好みや価値観を示し、情報を交換して議論し、最適かつ実行可能な治療オプションを共同で達成することが求められます。
共有意思決定は患者中心の臨床医療実施プロセスであり、知識・コミュニケーション・尊重という三つの要素を兼ね備えています。その目的は、医療従事者と患者が医療決定を行う前に、既存のエビデンスに基づく医療結果を共有し、患者自身の好みや価値観と結びつけ、患者に考慮可能なすべての選択肢を提供し、臨床スタッフと患者が共同で医療ケアに参加して医療決定の合意に達し、患者が自分の好みに合った医療決定を行えるよう支援することです。
医患共有意思決定支援ツール
医患共有支援ツールは患者向けに設計され、患者が疾患、臨床経過、治療選択の意味を理解し、自身が重視する考慮点や期待を提示できるよう支援します。図示説明とインタラクティブなツールを用いて、最新のエビデンス医療情報を患者が理解できる形で説明し、医師と患者が共同で医療決定を行うことで、医患コミュニケーションの効率を向上させます。
支援ツールの目的
医療従事者がコミュニケーション情報を準備する負担を軽減する
患者が重要な好みや価値観を表現できるよう支援する
患者が決定前に必要な疾患や治療に関する知識を理解していることを確認する
患者の決定前の不安を低減する
患者の医療決定への参加を促進する
患者の医療サービスに対する満足度を向上させる
患者の医療遵守度を高める
医療の質を向上させる
より良い医患関係を構築する
(情報源:厚生労働省ウェブサイト)
関連情報参照サイト