疾病管制署(以下、疾管署)は本日(2日)発表し、国内の腸ウイルス感染症の流行が継続的に上昇していることを示しました。腸ウイルスは人口が密集し、交流が頻繁に行われる場所、例えば学校、学童保育、保育園、屋内の子ども遊び場などで拡散しやすいため、保護者や保育・教育従事者に対し、子どもたちに良好な個人衛生習慣を身につけさせる指導と支援を継続し、石鹸で正しく頻繁に手を洗うこと、環境の消毒を徹底すること、流行期間中は混雑した公共場所への出入りを避け、病気の際は自宅で休むなどの対策を実施し、感染リスクを低減するよう呼びかけます。
疾管署の監視データによると、国内の流行は引き続き上昇しており、腸ウイルスの診療件数は第21週(5月24日~5月30日)に救急・外来で5,573件となり、前週(5,153件)から8.2%増加しました。過去4週間の検査結果では、地域での腸ウイルスはクサキA6型が最も多く、次いでクサキA4型と腸ウイルスD68型が続きました。今年は腸ウイルス感染による重症確定症例が累計4例(うち1例死亡)報告されており、D68型が2例、クサキA4型とクサキA16型がそれぞれ1例です。近隣のベトナム、中国、タイ、シンガポール、韓国、日本、香港でも最近流行が拡大しています。その中でベトナムは特に深刻で、今年4月までに累計34,400件以上、主に腸ウイルス71型が報告され、ホーチミン市など南部地域で重症例や死亡例が続いており、流行はさらに拡大すると予測されています。中国は今年5月中旬までに累計20万件以上で、クサキA16型が多数を占めています。タイは今年累計12,542件で、また日本、韓国、香港の流行は低水準から回復し、前年同期より高い水準にあります。
疾管署は、腸ウイルスは感染力が強く、成人でも子どもでも感染リスクがあることを警告しています。外出から帰宅した大人は、抱っこや授乳の前に必ず石鹸またはハンドソープで正しく手を洗い、幼児が頻繁に触れる物品や玩具を常に清掃・消毒し、活動空間の換気を保つことで、幼児の腸ウイルス感染機会を減らすよう呼びかけます。また、アルコールの腸ウイルスに対する殺菌効果は限定的であるため、日常的には濃度500 ppmの塩素系漂白剤(10リットルの清水に100ミリリットルの漂白剤)を使用して幼児が触れる表面を消毒してください。病児の鼻・口分泌物、嘔吐物、排泄物で汚染された物品や表面については、濃度1,000 ppmの塩素系漂白剤(1リットルの清水に20ミリリットルの漂白剤を混合し、よくかき混ぜて使用)での消毒を推奨します。消毒液で拭き取った後は、10分間放置してから再度清水で拭き取ってください。調合時は防水手袋、マスク、エプロンを着用し、換気を確保してください。
疾管署は、5歳未満の幼児が腸ウイルス重症のハイリスク群であることを呼びかけています。医師の診断で腸ウイルス感染と判明した場合、子どもの健康状態に注意し、嗜眠、意識障害、活力低下、四肢の脱力や麻痺、筋痙攣(無理由の驚きや突然の全身筋肉収縮)、持続的な嘔吐、呼吸困難や心拍数増加などの重症前兆が見られたら、速やかに大病院へ搬送して治療を受けさせてください。関連情報は疾管署のグローバルウェブサイトでご確認いただけます(https://www.cdc.gov.tw)、または無料防疫専用電話1922(または0800-001922)へお問い合わせください。
情報源:疾病管制署
データ整理:感管室