脳卒中は主に脳の血管に急性の病変が起こり、圧迫や血流不足により脳組織の機能障害を引き起こすことを指します。これには脳血管の閉塞(梗塞性脳卒中)と脳血管の破裂(出血性脳卒中)の二つに分けられ、一般的に見られるのは梗塞性脳卒中で、脳卒中全体の約70〜75%を占めます。
国民の健康意識が高まるにつれ、単に寿命を延ばすだけでなく、行動の自由や尊厳ある自立した生活を求めるようになっています。近年、医療・薬剤・テクノロジーの急速な発展により、早期に受診した脳卒中患者が健康を取り戻し、死亡の脅威から逃れることが可能になっています。
FAST 脳卒中識別の覚え方
- F (Face 顔の特徴):笑ったときに顔の表情が非対称
- A (Arm 腕の力):両手を平行に上げ、片側の腕が下がっている
- S (Speak 話すこと):言葉がはっきりしない、話すのが困難、意味を伝えられない
- T (Time 時間):上記の症状がある場合、発症時間を記録し、119に電話する
危険因子
- 高血圧(収縮期血圧>130 mmHg、拡張期血圧>80 mmHg)
- 糖尿病
- 心臓疾患(心筋虚血または梗塞)
- 既往の脳卒中
- 肥満、脂質異常症
- 長期喫煙
- 長期過度飲酒
- 高齢
- 避妊薬の服用
一般的な症状
- めまい、嘔吐、突然の頭痛
- 嚥下困難、よだれが出る
- 突然言語が不明瞭になる、または話せない、コミュニケーションが困難
- 突然片側または両側の四肢に麻痺が生じる
- 突然の視覚障害(複視、視力低下、視野欠損)
- 歩行が不安定、運動失調
- 突然口が歪み、目が斜めになる
- 排尿・排便失禁
- 痙攣
健康に関する注意点
- 自分の血圧を把握する:毎日定期的に血圧変動を測定し、時間通りに服薬することが重要です
- 禁煙を推奨
- 糖尿病患者は血糖管理に積極的に取り組む
- 食事と運動に注意することで血脂を効果的にコントロールできる
- 体重管理と規則的かつ適度な運動
- 適度に働き、十分に休息し、情緒を安定させる
- 便秘予防のため、食物繊維を多く摂り、水分を多く飲み、定時排便の習慣をつける
- シャワーの温度は36〜40℃が適切