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国内で腸ウイルス感染による重症例が1例増加 保護者と保育機関に個人・環境衛生の徹底を呼びかけ

感染管理室
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疾病管制署(以下、疾管署)は本日(16日)に新たに腸ウイルス感染による重症例を1例公表しました。対象は北部の5歳未満の女児で、5月下旬に発熱・咳嗽の症状が出現し、診療所で受診しました。その後、症状が続き、嗜眠や自力での摂食ができない状態となり救急外来を受診し入院しました。入院中に呼吸困難、高熱、四肢の脱力が見られ、臨床評価と報告検査の結果、急性無力性四肢麻痺(AFP)で腸ウイルスD68型に感染し重症化していることが確認され、現在集中治療室で治療中です。
疾管署の監視データによると、腸ウイルスの受診件数は第23週(6月7日~6月13日)に門診・急診で計5,824件で、前週(5,686件)より2.4%増加し、最近の全体的な傾向は緩やかに上昇しています。過去4週間の検査結果では、地域で最も多い腸ウイルスはクサキA6型で、次いでクサキA4型、腸ウイルスD68型、クサキA10型でした。今年(2026年)累計で腸ウイルス感染による重症確定例は5例(うち1例死亡)で、腸ウイルスD68型が3例、クサキA4型とクサキA16型がそれぞれ1例です。ベトナム、中国、タイ、韓国、日本、香港など近隣諸国・地域でも最近腸ウイルスの流行が急速に拡大しており、特にベトナムは深刻な状況で、今年4月までに累計34,400例以上、主に腸ウイルス71型が報告されています。中国は今年5月までに累計28万例以上、タイは13,000例以上、韓国、日本、香港は季節性流行に入っています。
疾管署は、腸ウイルスD68型の主な症状は発熱、鼻汁、咳嗽で、典型的な腸ウイルスでよく見られるヘルペス性咽頭炎や手足口病とは異なることを指摘しています。少数の患者では肺炎、脳炎、四肢麻痺などの合併症が起こることがありますが、現在予防や治療に用いるワクチンや薬はありません。最も効果的な予防策は、手指衛生と咳エチケットを徹底し、混雑した公共場所への外出を控え、病気の際は自宅で休むなどの対策を実施し、腸ウイルスの感染リスクを低減することです。
疾管署は、国内は腸ウイルスの流行期に入り、学校や保育施設などの人口密集場所や家庭内での感染が拡大しやすいと指摘しています。児童同士の密接な交流は感染リスクを高めるため、関係する教育・保育機関は幼児の健康監視を強化し、手指衛生、環境清掃・換気を徹底し、定期的に500ppmの塩素系漂白水で幼児が頻繁に触れる机、玩具、ドアノブ等の表面を消毒すべきです。家庭で乳幼児がいる場合は、個人と環境の衛生を徹底し、外出から帰宅した際に抱っこや授乳の前に必ず石鹸で正しく手を洗い、幼児の健康状態に注意し、病気の際は自宅で休むことで感染リスクを低減してください。
疾管署は再度呼びかけています。5歳未満の乳幼児は腸ウイルス重症のハイリスク群であり、医師に腸ウイルス感染と診断された場合は、子どもの健康状態に注意してください。嗜眠、意識障害、活力低下、四肢の脱力や麻痺、筋肉の痙攣(無理由の驚きや突然の全身筋収縮)、持続嘔吐、呼吸困難や心拍数増加などの腸ウイルス重症の前兆が見られたら、速やかに大病院へ搬送し治療を受けさせてください。詳しい情報は疾管署の公式ウェブサイト(https://www.cdc.gov.tw)、または無料防疫相談ダイヤル1922(または0800-001922)へお問い合わせください。

資料来源:疾病管制署

資料整理:感管室