肥満と代謝症候群(高血圧、糖尿病、高脂血症など)およびそれに伴う合併症、例えば痛風、睡眠時無呼吸症候群、脂肪肝、精子活動異常、ホルモンバランスの乱れなどは、健康に甚大な危害を及ぼします。当院は新たに減量・代謝手術センターを設立し、肥満患者に全方位の医療サービスを提供します。
現在、世界で最も広く受け入れられている減量手術は以下の通りです:
(1) 胃バイパス手術
減量手術の中で最も歴史のある手術法で、胃を小さな嚢(約30ml)に切り取り、空腸と接合して再建し、100~150cmの小腸(小分子栄養素の吸収を担当)を迂回させます。この手術は患者の摂取量を制限するだけでなく、吸収量も減少させるため、減量効果が高く(余分な体重の60~80%を減らすことが可能)です。
(2) 胃スリーブ切除手術(胃縮小手術)
嚢状の胃をバナナ形の管状胃(約60~100ml)に切除し、患者の食事量を中程度に制限できるだけでなく、飢餓感に関与するホルモンであるグレリンの産生も減少させます。手術リスクは比較的低いです。
(3) 胃スリーブ切除併用バイパス手術
ここ10年で発展した手術法で、胃スリーブ切除術後の体重再増加の修正手術や、従来の胃バイパス手術の代替として用いられます。手術後2年で過体重の70~80%を減少させることができます。
減量手術の保険給付基準(2020年5月1日から)
- BMI ≧ 37.5、または BMI ≧ 32.5 で高リスク合併症を伴う場合
- 年齢が20~65歳
- 減量外来が半年以上継続され、運動・食事管理が半年以上実施されていること
- 内分泌系統の異常や肥満を引き起こす他の疾患がないこと
- 薬物乱用や精神疾患がないこと
- 精神科専門医の診察で異常が認められないこと
ご質問がある場合は、一般外科外来までご相談ください。