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流行病

潜伏性致死性野田ウイルス(CMNV)のヒトへの種間感染リスクに対応し、疾管署が専門家会議を開催、検査送付体制を構築

感染管理室
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疾病管制署(以下、疾管署)は本日(12日)に、国際誌『Nature Microbiology』に掲載された自然界の水生動物に存在する「隠蔽性死亡野田ウイルス(CMNV)」が種間伝播能力を有する疑いがあり、人間が「持続性高眼圧ウイルス性前葡萄膜炎(POH-VAU)」に罹患する可能性があるという研究に対応し、国民の健康安全を確保するため、疾管署は5月4日に関連医療団体や専門家学者を招集し会議を開催して共同で検討し、検体送付体制を構築した。
    疾管署は、CMNVが世界動物衛生機関により新興感染症として指定され、中国とタイのエビ養殖場で感染事例が報告されていると説明した。現在、世界では中国のみが疑似ヒト感染症例を報告している。この研究報告は、ヒトのCMNV感染は水産物の取り扱いや生食と関連している可能性があると推測しているが、ウイルスがヒトの眼組織に有効に感染できるかどうかは、さらなる証拠が必要である。世界保健機関(WHO)、米国CDC、欧州ECDCなど主要な国際公衆衛生機関は、関連するヒト症例の報告を受けておらず、緊急の公衆衛生脅威としても位置付けていない。また、国内の監視状況については、我が国農業部防検署が過去5年(2021〜2026年)に白エビの後送症例および国内動物防疫情報ネットで監視した結果、CMNVは検出されていない。総合評価では、国内での感染拡大リスクは極めて低いと判断された。とはいえ、予防策として疾管署は関連検体送付体制を構築し、本日医療界へ通達を発表し、臨床医に警戒を呼びかけている。疑似症状のケースがあれば、水生動物や水産物への曝露歴を詳しく尋ね、必要に応じて臨床検体を採取し送付するよう求めている。
    疾管署は、農業・衛生双方が引き続き緊密に連絡を取り合い、国内外の感染動向と伝播リスクの監視を強化し、防疫の一体化精神を実践することを強調した。さらに、疾管署は中国やタイへの旅行者に対し、CMNVの防止に特に注意するよう再度呼びかけている。海産物は十分に加熱し、免疫低下や慢性疾患を有する高リスク群は生食を避けること、また生鮮水産物を取り扱う際は手袋の着用を推奨し、手に傷がある場合は直接生鮮食材に触れないようにし、作業後は石鹸と清水でしっかり手を洗うことで感染リスクを低減するよう求めている。

資料の出典:疾病管制署

資料整理:感管室