疾病管制署(以下、疾管署)は本日(9日)に、監視データに基づき、国内の新型コロナウイルス感染症が低水準から上昇していることを示した。第22週(5/31-6/6)の新型コロナ門診・急診受診は合計1,000人で、前週比で4.1%増加した。先週(6/2-6/8)には新型コロナ合併重症の国内症例が5例増加し、国内死亡例は新たに報告されていない。114年10月から累計で90例の新型コロナ合併重症の国内症例があり、そのうち14例が死亡した。重症例は65歳以上の高齢者(72.2%)および基礎疾患を有する者(81.1%)が多く、93.3%が本シーズンの新型コロナワクチンを接種していない。
疾管署は、世界の新型コロナウイルス陽性率が最近低水準からやや上昇しており、流行中の変異株は主にBA.3.2とXFGで、次いでNB.1.8.1が占めていると指摘した。地域別では東南アジア地域で顕著な増加が見られる。近隣国のインドでは感染が上昇し、シンガポールはピークが変動し、中国は低水準からやや上昇、そして日本は低水準で横ばいである。
疾管署は、国内の新型コロナ感染が上昇していることを受けて、国民に自主的な防疫意識を高め、手指衛生と呼吸器エチケットを徹底するよう呼びかけている。また、自身と他者の健康を守るため、発熱や咳、鼻水、喉の痛みなどの呼吸器症状が出た場合、医療機関を利用する際、または人が密集し適切な距離を保てない、換気が不十分な場所や高齢者・免疫低下者と密接に接触する場合は、マスクの自主的な着用を推奨する。発熱や呼吸器症状がある場合はできるだけ自宅で休養し、不要な外出を避けること。重症リスク因子があり公費の抗ウイルス薬使用条件を満たす場合は、疑似症状が出たら速やかに医療機関を受診し、医師の判断で抗ウイルス薬を処方して治療し、感染後の重篤な合併症や死亡リスクを低減する。さらに、6か月以上で本シーズンの新型コロナワクチンを未接種の方は速やかに接種するよう呼びかける。
疾管署は、現在新型コロナワクチンと抗ウイルス薬の備蓄は十分であることを強調し、ワクチン接種施設や公費口服抗ウイルス薬の契約施設、最新の防疫政策などの情報が必要な場合は、疾管署のグローバル情報サイト (https://www.cdc.gov.tw) にアクセスするか、無料防疫専用電話1922(または0800-001922)へお問い合わせください。
情報源:疾病管制署
資料整理:感管室