健康問題への関心を喚起するため、世界保健機関(WHO)は毎年4月7日を「世界保健デー(World Health Day)」と定め、今年(2026年)は「共に健康を促進し、科学を支持する(Together for health. Stand with science)」をテーマに、「防疫一体(One health)」の概念に重点を置き、政府、科学者、医療従事者、パートナー、そして一般市民に対し、科学と公衆衛生への信頼を再構築し、科学的協力を通じて人類、動植物、環境の健康を守るよう呼びかけています。
衛生福祉部(以下、衛福部と略す)は、One Health政策の横断的統合を推進するため、今年、行政院が衛福部、農業部、環境部、内政部などの省庁資源を統合し、「国家防疫一体連合行動計画(2026–2030)」を開始したことが、今年の世界保健デーのテーマと一致していると述べました。
衛福部は、グローバリゼーションと気候変動に伴い、新興感染症や人獣共通感染症のリスクが増大し、食品安全、抗生物質耐性、環境・生態系の変化も人間と動物の健康に影響を与えているため、横断的な脅威に対処する統合的対策が必要であると説明しています。行政院の要請により、関係省庁は2025年に新興・再浮上する人獣共通疾患、地域性人獣共通疾患および媒介者感染症、食品安全リスク、抗生物質耐性、環境統合の5つの行動経路について、5つの跨省ワーキンググループを結成し、将来の対策を検討しました。そして「行政院国家防疫一体政策会議」の調整を経て、共同行動計画を完成させ、予算は103億8,924万8千元を編成し、統合モニタリング、専門人材育成、社会参加、教育イニシアティブ、技術革新などの項目を推進します。また、今年3月には情報システム活用に関する跨行動経路の共有会を開催し、政策推進を加速させました。下半期には演習等を通じて実務交流を継続し、跨域協力を促進する計画です。
衛福部は、感染症に国境はなく、人類の健康は動植物や環境の健康と密接に結びついていることを強調しています。新興人獣共通感染症、気候変動、抗薬性といったグローバルな健康脅威に対しては、防疫一体の概念に基づき、科学的エビデンスを跨専門領域の共通言語として、制度的な予防・検知・対応メカニズムを構築する必要があります。そうすることで、統合的な具体的行動を通じて国民の健康を守り、生態系の持続可能な発展を確保できるのです。
情報源:疾病管理署
資料整理:感管室